札幌市の街がポケモン一色に染まりました。
スマートフォンを使った人気ゲーム「ポケモンGO」のイベントが札幌市を舞台に8月5日から始まり、大勢の人が参加しました。
8月5日の札幌市・中島公園。朝から普段と様子が違います。
小出 昌範 ディレクター:「午前8時をまわりましたが、大勢の人が中島公園に集まっています。その理由はポケモンです」
街中で人気キャラクターが踊り、デパートの壁にはフォトスポットが出現。
さらに、路面電車もラッピング。
札幌市の街がポケモンで埋め尽くされたイベントの正体は?
普段は、のんびりと散歩する人の姿が目立つ中島公園。
8月5日は様子が一変しました。
中島公園を訪れた人:「三重県から来ました。お目当てはポケモンGO」
中島公園を訪れた人:「兵庫県西脇市です。31日に舞鶴市を出発して、フェリーで22時間かけて小樽市に来た」
中島公園を訪れた人:「(出身は)アメリカ ワシントン州です。ポケモンは大好き」
中島公園を訪れた人:「地元です。大阪からです。ツイッターつながりで、きのう初めて会った」
スマートフォンを使った人気ゲーム、「ポケモンGO」のイベントに参加する人たちで埋め尽くされています。
スマホを片手に公園や建物を巡りキャラクターを画面上で捕らえて集めます。
全世界で10億人以上がダウンロードしたという人気のゲームです。
主催した村井 説人さん:「みなさんに家から一歩外に出てもらい、広大な自然を感じていただく。そして冒険をしていただく。人と人との交流を深めていただく。そういったことをしてもらいたいくゲームを作り、みなさんに届けている」
ゲームが楽しめるのは中島公園を中心とした札幌市中心部。
参加者は3000円でチケットを購入し、今回初めて登場するキャラクターや札幌市だけの限定キャラクターを探します。
8月5日から7日までの3日間開催されます。
参加者:「一番レアなやつがこれ」
参加者:「カビゴンが捕れたので、東京から来てよかった」
参加者:「友だちの分を全部やっていても、5台でやっていても1台しか出てこない。友達が北海道に来られないので(代わりに)やってきてくれと」
このイベントは国内では2019年の横浜市以来3年ぶり2回目の開催。
横浜市では7日間で約15万人が参加しました。
札幌市では経済効果を期待しています。
札幌市経済観光局 中本 大和さん:「世界的なイベントが札幌市で開催され、とても興奮している。国の行動制限がない中だが、安心してゲームをするのがなにより。みなさん気を使いながら距離をとったり、気を使いながらゲームを楽しんでほしい」
メイン会場となった中島公園の他でも。
小出 昌範 ディレクター:「街のいたるところに、ポケモンと一緒に写真が撮れるスポットがあり、人気を集めています」
人気キャラクターと写真が撮れるスポットです。
場所は公表されていませんが札幌市内8か所の商業施設に設置され、集客効果に期待しています。
大丸札幌店 中尾 泰輔さん:「ここ数年コロナの影響で大きな動員もなかったし、コロナ禍ではあるがポケモンGOのイベントでたくさんの客が、世界から来られるので期待している」
イベントの参加者が宿泊するホテルではこんなサービスも。
ホテルグレイスリー札幌 若菜 真実さん:「ゲームアプリの画面を提示された客にポストカードを渡しています」
ホテルグレイスリー札幌 小甲 美彩季さん:「これを機にもっと札幌を知ってもらえればうれしい」
こちらのホテルは、イベント期間中は満室だといいます。
同様のサービスは札幌市内60の宿泊施設で行われています。
イベントを盛り上げようと人気キャラクターのショーが開催されたり、ラッピングされた市電が運行したりするなど、札幌の街はポケモン一色に染まりました。
コメント